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    防災デジタル・コミュニティラジオは必要か。

    11月も中旬になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょう?
    この時期になると、放送業界的には「Inter BEE」という大きなイベントがあります。

    放送機器展と同時に、放送に関する講演会等も行われているのですが、2011年は東日本大震災でコミュニティFMが活躍したから…なのか、「『東日本大震災の教訓と新しい防災ラジオの登場』〜その時市民は何を求めたか?そして、V-Lowデジタル・コミュニティラジオへの期待〜」という特別シンポジウムが行われるそうです。

    それに関連してか、コミュニティFMのインターネット音声配信サービスであるサイマルラジオを取りまとめているCSRA代表の木村太郎氏が、「東日本大震災を経て、期待される防災デジタル・コミュニティラジオ」というコラムを書いていますが…

    正直、これを読んだ所で「防災デジタル・コミュニティラジオ」の必要性が全く感じられません。

    まず初めに「防災行政無線」(ここでは「同報無線」の事です。)について出てきますが、「スピーカーで反響する弱点」が語られるばかりで、各家庭で聴取する事が出来る戸別受信機について触れられていませんし、「防災行政無線」も全国的にデジタル無線に置き換えられているため、あえてコミュニティ放送までデジタル化する必要性がありません。

    その上、FMラジオの利点は戸別受信機のような専用端末を使わずに、手軽に入手出来るラジオ受信機で聴取出来る事ですから、デジタル専用端末を今のラジオ受信機並みに普及させないと、専用端末を導入したためにカーラジオで聴取出来なかった…というトラブルも出てきます。

    また、緊急時の自動起動システムも、聴覚障害者向けの「文字放送」も、既に「緊急警報放送」「FM文字多重放送(いわゆる「見えるラジオ」)」として実用化済みですし、当ブログでも度々触れている、FMくらしきと倉敷ケーブルテレビが共同開発した「緊急告知FMラジオ」も各地のコミュニティFMで徐々に普及してきています。

    既存のシステムが既にあるのですから、わざわざ多額の費用を掛けてまで新たにシステムを開発する必要はありませんし、あとは各地で有用に動作するか実証していけば良いだけの話です。

    文字情報ひとつ取っても、緊急時にデータを打ち込む要員を確保出来るかどうか不確実ですし、通信回線の遮断で災害時優先電話での情報取得に頼るしか無い状況で、Webの更新と文字データの更新…みたいな余裕も無く、放送だけで精一杯なのが現状ですから、文字情報の更新だけでも大きな課題になってきます。

    木村太郎氏率いる「逗子・葉山コミュニティ放送」ではどのような非常時体制を取っているのかは分かりかねますが、果たして、新たなシステムに投資出来るだけの潤沢な予算、維持運営するための人員的・予算的な余裕があるのでしょうか。

    見た目ばかりを重視して、全てが「絵に描いた餅」とならないように気をつけたいところですが…。

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    湘南ビーチFM」のWebに「番組審議会議事録抄録」が載っていましたが、「ラジオの聴取が減ったのはインターネットのせい」という、理由にならない理由で議論するのはいかがな物でしょうか。


    その上、「i-Phoneによる聴取トラフィックの週間推移グラフを示し」。
    …iPhoneはラジオ受信機ではなく、憎き「インターネット」の機能では?


    インターネットのせいにするのは簡単ですが、「悪者」を作っただけでは何の解決もしません。
    何故聴かれていないのか?を素直に分析すべきかと思いますが。。。
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      take2-chances * 地域放送とは。 * 03:18 * comments(2) * trackbacks(0)

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        コメント

        今年もお世話になりました。

        また有意義な情報を頂き、お礼申しあげます。

        ところで、今回の記事ですが、私も読ませて頂いて、
        正直木村氏は、コミュFMは片手間でされている感じが、
        随分していましたが、今回の文章で、それが明らかになってしまったような感じが否めません。

        私もtaka2-chancesさんのご意見に賛成です。
        只でさえ形骸化しているシステムをどのように
        いざというときに使用できるかが、
        課題であるような気がします。

        木村太郎氏率いる「逗子・葉山コミュニティ放送」
        は、正直私もわかりませんが、
        おそらくフジで稼がれたギャラを、
        いくらかは注ぎ込まれていることは、
        正直想像に難くないと思われます。

        ですので、ご自身のところは大丈夫、
        とでも言いたいのでしょうが、
        実際はどうでしょうか・・・・?

        良いお年をお迎えください。
        Comment by とくなが @ 2011/12/31 10:57 PM
        > とくなが さん

        毎度コメントありがとうございます!
        「逗子・葉山コミュニティ放送」は木村太郎氏が代表ですが、今までテレビキャスターをやって来たようなギャラの人がコミュニティFM程度の報酬で満足できるとは思えませんし、「テレビ出演」の傍ら社長業を行っている、という感じがします。
        (自らのギャラを注ぎ込んでいる可能性は全く否定できません…)

        ジャーナリストとして自ら率先して新しい物事を進めたい気持ちがあるのでしょうが、デジタル化したところで本当に有用性があるのか、実際に間違いの無いよう運用できるか、という課題を差し置いて、「防災デジタル・コミュニティラジオ」なるシステムを稼働させる必要があるのか、と言わざるを得ませんね。

        2011年も多数のコメントありがとうございました。
        とくなが さんも良いお年をお迎え下さい。
        2012年も引き続き宜しくお願い致します。
        Comment by take2-chances @ 2011/12/31 11:42 PM
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